ついにやってしまいました。
もう一ヶ月以上前の話なんですけど僕、初めて期末試験を寝過ごしてしまったんですね。
本当に、何たるイージーミス。
こんな簡単に単位って落とせるのか。。
大学4年目を目前にしてこの快挙を達成。
逆に今までなぜ寝過ごさなかったが不思議に思えてきました。
朝5時まで勉強してて、7時まで仮眠をとる予定が9時50分に起床。
乗るはずの電車は1時間前に地元駅を発車し、60km離れた大学に40分で移動するためには自家用ヘリがなければならず、大統領クラスの経済力が必要でした。
お金めっちゃほしくなってきた。
一般教養科目「文化人類学」
大学に入り初めて新歓の見学に行ったJAZZ研究会。そこで英文の先輩に教えてもらったいわゆる「楽単」の一つがこれで、その先輩が「面白いし簡単だし、めっちゃオススメだよ」と激推ししてくれたのでした。
文化人類学
なんかカッコ良くて、知的な感じ。
声に出してもらうと分かりますが、日本語史上でもトップクラスの語感の良さ。
良い離れ具合だし、知らない世界のドアを開けてくれそうな雰囲気が満載。
大学1年生の僕は、この名前だけでうっとりしていたのでした。
このカッコよさに対抗できる教科として「宇宙地球科学」という科目もありましたが、これは内包してる要素が超SFで超カッコ良さそうなわりに、いかんせん語感が悪く「何か色々星の名前を覚えるだけ」みたいな噂があったのでボロ負け。文化人類学WIN。
こんなにも名前にときめいた教科だったのですが、結局履修することはなく、ダラダラと3年の秋学期になってしまったのでした。
履修を決めてる僕「うーん。あと一つ入れないとなー。どうしましょうか。。。」
一つ何かしらの般教を取る必要があった僕。そこで遠い昔の記憶がフラッシュバックします。
「そうだ!文化人類学があった!!!」
2年前の春の記憶。
あの日。
右も左も、上も下も分からなかった僕を、優しく迎えてくれたあの先輩は「文化人類学が何とか」とか言ってたのでした。
履修決め中の僕「ほな、あれでいいか〜」
こうして遂に、僕の人生と文化人類学は交差することになったのでした。
秋学期が始まり、この3年間の思いを振り返りながらその教室へ向かう僕。
僕「あの超カッコいい、文化人類学が。。目の前に。。」
中規模教室の窓際の席で授業が始まるのを待っていると、先生が到着。
軽く髭を蓄え、眼光も何となく鋭い気がする先生。これは面白そうだ!。。
90分後。。
僕「うーん!面白い!!!!!!
気がする。。」
そんな感じでした。
勝手に想像の中で膨らんでいた文化人類学とはちょっと違ったのですが、それでも結構面白い授業でした。
そんな思い出深い、文化人類学を僕はキチンと12回出席!3回欠席!
しっかりと期末試験を受ける権利を手に入れて、日にちは過ぎていきました。
僕「そういえば明日テストじゃん。。。がんばろ。」
期末試験前日から徹夜を始める僕。
深夜2時の僕「文化人類学の研究の特徴として、現地調査というのがあって。。。なるほど。。」
深夜3時の僕「キャプテン・クックは何故殺されたのだろうか。。。」
深夜4時の僕「ダブルチーズバーガーが食べたいな」
早朝5時の僕「一旦寝ようか。一旦ね。」
断固たる決意と共にアラームを2重にセットし、僕は布団に潜りました。
こうして、一つの単位は旅立ったのでした。。。
アラームを2つ違う場所に置くという対策までしたのですが、全く消した記憶がなく、目が覚めると単位が消えていました。
そういう話でした。
「大事な時はあまり寝坊しない」という僕の数少ない長所がここで消滅しましたね。
去年は「カップ麺のかやくを入れ忘れたことがない」という僕の揺るがないアイデンティティが凡ミスによって消滅してしまったので、本当にもう後が無い。。。
タイムマシンがほしいなぁ。。
そして単位ほしかった!!
では、!
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